極貧みなと区民夫婦の事情

明日も分からない夫(転職経験者)と会社に行けない妻(つわりがひどい)が日々奮闘中!かなり赤裸々に就職・転職事情、妊娠・出産の経過を綴りました@東京都港区

【就活】理系女の就活について【リケ女】

 理系女妻です。本日は趣向を変えて、自身の就職活動について思い出しながら書いてみました。実際に就職して「妊娠」という転機を迎えている私が、今だから言えることも含めてご紹介いたします。 

 

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  就活中のリケ女のみなさんの安心材料に少しでもなれば、あわよくばお役に立てれば幸いです。

 

安心してください「リケ女が欲しい」と思っている企業はいっぱいあります!

  これだけは自信を持って言えます。現代は「理系女子」というだけで就職活動ではアドバンテージになります!!夜遅くまでのテスト勉強やレポート、実験など、灰色の大学生活が報われますので、ご安心ください。笑

 女子学生に大人気な企業は別ですが、ただでさえ人数の少ないリケ女が、ES(エントリーシート)で落とされたり、事前に振り落とされるようなことはほとんどないように思います。

 もちろん、だからといって胡坐をかかず、基本的なESのセオリーはきちんと学び、Webテストもちゃんとこなしてください。詳しくは↓へ。

 

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「研究テーマ」は「企業の事業内容との繋がり」と「それ自体のエピソード」が問われる

  文系と唯一異なるところは、特に研究職においては「研究テーマと企業の事業内容が合っているか」という指標がある点でしょうか。特に、就職活動時にある程度配属先も決めていくようなメーカーにおいては「研究テーマとの合致度」によって、面談に進める部門が絞られるという、シビアなところもあります。ですので、就職活動は研究室・研究テーマ選びの時から始まっている、と言っても過言ではありません。

 好きこそものの上手なれ、という言葉があるように、純粋に興味がある研究室・研究テーマがあれば、それが一番だと思いますが、万が一なければ、つぶしがきくという意味で「どベーシックな基礎研究」、あるいは「とにかくキャッチーな研究テーマ」、例えば最近ならばAIやIoTに絡んでいる技術など、企業の事業内容と繋がりやすい、わかりやすいものがおススメです。

 あと、立ち上げ最中の研究室に行くというのも1つの手です。「自分が実験系を組み立てた」「薬品の在庫管理の仕組みを構築した」など、ほぼゼロの状態から何かを作り上げた経験や、組織の一員として、問題を見つけて解決したという経験・エピソードは強みになるためです。ただし、「論文発表・学会発表をたくさんしたい!」という人には、この方法は向かないと思います。

 もちろん、部活動・サークル活動をしている人は、そのエピソードや勉学との両立をアピールするのも良いと思います。また、そもそも研究開発部門を目指していないなど、志望部門が自身の研究テーマと離れている場合、より文系寄りな就活内容になっていくのでご注意ください。

 

それなりの学会発表を1度以上は経験しておく

 研究テーマが大切になってくる研究開発部門の面談は、まさに学会発表でした。一度発表した内容であれば、教授のチェックも入っており、発表練習もできているだけでなく、質疑応答の経験もあるため、かなり余裕を持った発表ができます。何より、自分の研究に箔をつけられるので、機会があればどんどん学会発表・論文発表することをおススメします。

 

志望度が高かったら「学校推薦枠」を使わない手はない

  自分自身の志望度は、(あれば)学校推薦枠を取得することにより相手企業に示すことができます。学校推薦を利用する学生は「内定を出したら、ほぼ100%うちにきてくれる学生」ということで、採用担当者に重宝されます。逆に言えば、志望度の高い企業なのに自由応募にしていると、学校推薦組に淘汰されるおそれがあるということです。

 ほとんどの企業が面談で研究テーマ等のマッチングを行った後(内々定が出た後)、最終面接の前に学校推薦枠を取得するか否か決めるような形だったと記憶しています。ただし、推薦枠が少ない人気企業ですと学校の中でも枠の取り合いが発生すること、また、企業によっては学校推薦枠取得後に面談・面接が始まることもあるので、そのような場合は自由応募と併用しながら戦略的に進めていくことになります。

 

就活を終えての所感・反省点

もっといろいろな業界を見ておけばよかった

  会社に入って思うのですが、いろんな企業の内部に堂々と入って見学できるのは学生の特権です。その特権をもっと生かして、いろいろな企業を見ておけばよかったと後悔しています。

 私はメーカーに就職したいという強い思いがありました。企業研究はメーカーに絞り、実際に受けたのはなんと3社程。会社に入ると、様々な業界の実情を理解して未来予想図を組み立てていくような広い視野が必要になり、自分の視野の狭さに絶望しています。笑

 少しでも興味があれば、学生のうちにいろいろな企業を見学したり、最低限業界毎のトレンドを追っておくと、いざ会社に入ってプラスになること間違いないです。

教授の顔色を見ながら就活の日程を決めなければよかった

   研究室の教授の中には、研究時間を削って就職活動に勤しむ学生にかなり冷たい目を向けてくる人もいるでしょう。私は、インターンも積極的に参加したいと思っていたのですが、そんな目にやられて「ひえぇ!もうインターンなんて行きません!」となったクチです。そして、業界も絞り込みました。笑

  よくよく考えてみると、目先の研究成果より、これからの人生の方がずっとずっと大切だと思いませんか。周りの圧力に屈せず、気が済むまで自分探しの旅をしてください! ちなみに、経団連に加盟してない外資系・ベンチャー系などは採用がはやく始まるので、力試しや場慣れのためにいくつか挑戦するのも良いのではないでしょうか。

 

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 プログラミングができたら、これからの時代強いかも

  授業でプログラミングを習ったり、研究室で少しでもプログラミングを使う人は、貪欲に1言語はそれなりにマスターしておくことをおススメします。

 これからの時代、技術者は、従来の「自然法則を利用して画期的な道具を作る技術」だけでなく、「ゼロからサービスモデルを考えて、システムを組み立てていく力」が求められているように思うからです。アイデアソン・ハッカソンも大流行しており、語学がそうであったように、プログラミングはツールの1つとして必須になってくるように思われます。

 なお、学ぶ言語を迷っている人は、pythonがおススメ。 

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https://aidemy.net/ 

成績が自信を持って見せられるものではなかった

  お恥ずかしい話ですが、私は部活をやっていたのもあり、「単位が取れればいいや~」ぐらいに思っていました。(実際に、部活動の経験や成績も就職活動時にアピールできたので、良かったのですが・・・)

 あたりまえですが、学校推薦枠は成績順に埋まります。また、一応企業にも成績表は提出させられるので、中途半端は良くなかったなと後悔しています。学生時代は時間も体力もたっぷりあるので、いろいろなことに精力的に取り組みましょう。英語やプログラミングもできたら◎。

自分の体力を過信しないで、自分のキャリアプランに合った選択を

  学生時代は長期休みがたっぷりあったし、若くて体力もあります。部活・サークルを一生懸命やっていた人は、周りの学生に比べて時間に追われていたので、余計にそう錯覚する人が多いかもしれません。

 サラリーマン生活は、これから約40年続きます。常に全力疾走しなければいけない会社は長く勤められません。もし病気になったらどうしますか。もし妊娠したら、どんなに体力に自信がある人でも想定外のことばかりです。つわり専用の休暇はありません。切迫早産になるかもしれません。近くに両親がいたとしても、産後休暇は必ず取らなくてはなりません。子供のことを考えたら育児休暇を長くとりたいと思うかもしれません。

 「結婚するかしないか」、「子供を産むか産まないか」、「出産後、子供とたくさん一緒にいるか、保育園にすぐ預けるか」、「時短勤務するか」、「子供を何人産むか」などなど、女性の人生には様々な選択が必要で、男性よりも複雑なキャリアプランを立てなくてはなりません。

 私は、少子化社会であることを差し引いても、子供は国の財産だと思うので、妊婦さんや子育てに優しくない企業に勤めたくありません。また、そういった女性がキャリアアップできない企業に勤める価値はないと思っています。ですが、このような企業は、(あまり働けない時期にも手厚い代わりに、)ほかの人と比べてバリバリ働いていても、自分へのバックが少ないことが多く、やりがいを感じられない人も一定数存在することは事実です。

 いや、私は仕事中心の生活でバリバリやるんだ!という人は、成果報酬型色の強い企業に勤めても良し、長く勤めたいならば、妊婦や子育てに優しい企業を選択するも良し、自分の置かれた状況に合わせて転職していくのも良いですね。みなさん未だ若いかと思いますが、漠然とでもいいので、自分の体力を過信せず、未来について考える良い機会にしてくださいね!